私の家には電子ピアノがあります。こちらの写真のもので、ちょっと編集で遊んでしまいましたが普通のキーボードだけのピアノです。
これは最後のサンタさんからのクリスマスプレゼントだったと記憶しています。欲しいもののネタがあまりになくて、考えて考えて、クリスマスソングのCDが欲しいなぁとやっと捻り出した年でした。
でもまさか!ピアノが来るとは思わなかった…!
だって、私はピアノを習ったことがないんです。
自分で弾けということ?何を思ってピアノが選ばれたのか、理由になりそうなことは覚えていません。
ピアノを習ったことがないなら弾けないじゃないか?楽譜も読めないんじゃないか?
でも小学校の時にきっかけがありました。
音楽の授業で班ごとに既存の曲をアレンジする授業があり、同じ班の友達の家で相談をしていました。その際に小さい頃からピアノを習っていた友達が音符の長さなどを教えてくれたのです。
教えてくれたのが先生じゃなかったからなのか、凄く印象的でした。
その後も音楽の授業で断片的に習ったことを合わせていき、何となく楽譜がどうやって作られているのか分かるようになっていきました。
ピアノをプレゼントされてまずやってみたのは内蔵された曲の練習です。でもクラシックや童謡などが多くて、興味のある曲は少なかったです。
次第に好きな歌手の曲を弾いてみたいと思うようになり、初心者向けにピアノアレンジされたYUIの楽譜を買いました。だいぶ音数は少なくて「CHE.R.RY」はある程度弾けるようになりました。
その後は一曲からコンビニのプリンターで買えるぷりんと楽譜を使って、奥華子さんの「ガーネット」「変わらないもの」を練習しました。大好きな時かけの歌です。
今はミスチルの「365日」を練習中です。
ただパッと見では読めないのでドレミを全部書き、♯や♭は丸をつけます。そこまで書いてもすぐ手の動きに反映出来ないので、基本的には暗記です。分からないリズムは原曲を聞いたり演奏動画を探してみたりします。
全くちゃんと習ったことはありませんが、時間をかければ両手で何となく弾けるようになります。
上手く両手の違う動きが出来たとき、音が綺麗に重なるとき、ワンフレーズでも曲らしく弾けたとき、その一つ一つに達成感があり楽しいです。
中学でみんなでやった合唱の楽しさや気持ちよさに近い気がしました。
割と好んでアルトパートをやっていたのですが、メロディーラインを歌うソプラノにつられないのが難しいからこそ和音になった時が楽しいのです。
それが一人で出来るのがピアノなのかもしれません。
楽譜を頑張って解読し、時間をかけて一つの曲にしていく作業。それが素人の私には楽しいです。
両手が違う複雑さ、それによって音も複雑になり綺麗になって深みが増していく。
そして曲になった時は、おお!と言いたくなるような感動があります。
ピアノを練習する時間はちゃんと意義があるような、心が満たされるような気持ちがします。
止まらずに最後までなめらかに弾けるようになってみたいです。飽きずにそこまで練習できるかな…笑。がんばります。