感情に気付くのが苦手だから心理療法が効きにくい

先日自分で認知行動療法をしてみた時、しっくり来ないモヤモヤがありました。その時にようやく、私は思考優位で感情に気付くのが苦手なんだと気が付きました。

割と傷つきやすい所があるのですが、感受性が豊かとは違うと思っています…複雑です。


変える方法としてネットで調べたとおり、この感情は快・不快どちらなのか?から感じてみました。

すると心の真ん中が温かくなり、いわゆるインナーチャイルドが癒された気がしたのです。

同時にどれだけ自分の感情を無視してきたのだろう?と寂しく悲しい気持ちになりました。


この練習は自己肯定感を育てることにも繋がるとのことです。

感情に気付くのが苦手なため自分に無視されていた気持ちがあり、それが自己否定に繋がっていたのかもしれません。


再現可能な効果を実感出来たのは初めてなので驚いています…!


感情と思っていたのも実は思考?

頭の中で喋っていることを、自分と会話するように書き連ねることがあります。

愚痴を人に話すのと同じで、たまに発見はあっても私には再現可能な良い効果はありません。


中には感情を伴うものもありますが、単純に言うと頭の中で喋っている(言葉になっている)=頭で考えていることかと思います。

つまり出来事に対して何かしらの解釈をしているので思考ですよね。


〈例〉:仕事が追いつけなくて辛いなー

→仕事で出来ない事実に対して、良くないと解釈をしているため辛い感情が起きている

 

これは認知行動療法に近い整理の仕方かもしれません。

ただ認知行動療法は論理的と言いますが、少し語弊があると思います。


感情も書き出しますし、その感情が何%なのか書くこともありました。何%か答えるにはその感情を味わうことは欠かせません。

感情を辛いの言葉で片付けずにフォーカスすると、心が重い感じなど身体感覚を伴ったりもします。

言葉にならない感情を受け止めないと、理屈としては分かるけどだから何なのか…と機械的な作業になってしまいます。


深く感じ入る感覚

絵などに対しても表層でしか見れない、感情が深く入っていけない、ここまでしかいけなくて見えない壁があると感じていました。

それが焦りになり自分を追い詰めました。


芸術鑑賞に苦手意識がある中、小説を読んだ後にだけ感じられる、深く物事に感じ入る感覚が私にはあります。

あれがずっと続けば良いのだろうなと思っていました。

自分の快・不快に多少敏感になるということです。敏感でいなくても生きていけますが、私には必要な感覚だと思いました。

 

「感情 気付く 苦手」などと検索すると様々な情報が出てきます。

感情に気付かない程度が大きいと失感情症と呼ぶそうです。私はそこまでではないのですが、そこに書いてある快・不快のトレーニング法はとても役に立ちました。


まとめ

感情の自覚が出来るようになれば、認知行動療法スキーマ療法の効果が期待できるのではと思っています。

出来て当たり前に書かれているので困ってしまいますね。

 

こんなのもっと早く知りたかった!誰か教えてほしかった〜なんて思ってしまいました笑。

 

誰もがこれで上手くいくとは限りません。そのためノウハウではなく一個人の感想として書いています。


ただ、カウンセリングや相談で傷付いたり、上手くいかず失敗体験を重ねる人に共有したい気持ちで書きました。


心のことは一般論では語れないことですが、一つのサンプルになったら嬉しいです。