長年自分の性格に悩んでおり、カウンセラーさんに限らず色々な相談事業をやっている方に相談してきました。
臨床心理士などを始めとする有名な資格を持つ方がいる一方で、知名度の低い資格や無資格、独学の方も沢山います。
独学などの方の場合、積極的なアドバイスや指導が入ることがあります。それを本当に自分が求めるのか考えることが大切です。
専門的なカウンセリングのあり方とは全く違うので、悩みが深い方ほど避けた方がいいと思います。
私は独学の方から強い言葉での指導や、無理やりな軌道修正などがありました。どれも的外れで、余計に心の傷を増やしてしまいました。
独学の方はあくまでも一般的な悩み相談の範疇と思った方が良いでしょう。大手企業の悩み相談サービスでも、知名度の高くない資格の方だと共通して言えます。
以前臨床心理士さんのカウンセリングを受けていた時は、アドバイスがなく物足りなさを感じました。でも最近カウンセリングの専門的な説明を調べ、理にかなっていることが分かりました。
プロの心理士さんはクライエントから自然と言葉が出てくるのを待っています。
自身の気持ちも自覚しながら飲み込まれず、相談者の気持ちを汲み取ろうとしています。
全てが専門的な知識や訓練の上に成り立っています。
一人一人違う境遇や感じ方を枠に当てはめて分かった気になるのは危険です。悩みの背景を理解するよりも表面的な問題を指摘する方が楽で簡単です。心理士さんなら基本的にしない事ですね。
でも相談業ならどんな職業名でも大切なのかなと思います。
またこれは別の問題ですが、臨床心理士さんよりも独学の方は高額な場合が多いです。ブログで集客し個人でやっている方に多い気がします。
半年などの長期契約で数十万先払いの場合は、利用者側のメリットが少ないです。私は結局中断して返金された事も、されなかった事もあります…。
そのため一回ごとに料金を払う形式が良いと思います。
心理士さんのカウンセリングルームはこの形式が一般的です。臨床心理士のいるカウンセリングルームを検索できるサイトもあります。
結局のところ、悩みが深い方は臨床心理士か公認心理士のカウンセラーさんが安心かなと感じています。そして考えに偏りがなく見てくれそうなカウンセリングルームを選ぶと良いと思います。
対面のカウンセリングルームでは、私の場合は変な心理士さんに当たらなかったです。効果はありませんでしたが…。
クライエントがカウンセリングの考え方を知る事も良いと思います。平木典子さんの「新版 カウンセリングの話」という本は初心者向けにとても良い本です。
本の他にもネットで無料公開されている研究の論文(J-STAGEなど)でも検索するとカウンセリングの論文が色々出てきます。
目の前の人に向き合い相談を受けるのはすごく難しいことなんだなと思います。だから簡単にカウンセラーになって欲しくないな…と思います💦