感情の渦に飲まれず、俯瞰で考えると表現に昇華できる…かもしれない

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ミスチルが公式YouTubeアカウントでMVの一挙公開と、25周年の時のライブ映像を無料配信しています。

凄く詳しくはないのですが好きで持っているアルバムもあります。macroとmicroのベストが出た頃は熱があって少し追ってました。

 

そして今回ライブ映像をちゃんと初めて見ました!

音楽の知識はないのですが、改めて歌詞が凄く考えられていて深いなと思いました。

 

今までも好きだった曲で、今回聞いていて歌詞に感動して涙が流れた曲が「終わりなき旅」「掌」です。

言ってほしい事を言ってくれてるような気がしました。

 

想像するに人生に悩んだ事があるから書ける歌詞だと思います…。

どこかに暗さを持ちながらもそれで終わらずに批判や皮肉、希望、発想の逆転などハッとさせられるようなフレーズがあります。歌詞に二重の意味があったり、本質を突くような言葉も多いです。

それはきっと、日々の感情に飲まれるのではなく俯瞰の視点を持っているから出来る事なのではないかな?と思いました。

 

例えば孤独を感じて悩んでいたら、目の前の感情でいっぱいになるのが大抵は普通だと思います。

でも孤独を感じて辛い、先が見えないで歌は終わらないんです。その壁を越えたら何を得るのか、その辛さにはどんな意味があるのか語っていたりします。

今の感情の先を見て上からも見て冷静に掘り下げて考えられるから、単純じゃない違う視点の言葉が出てきて作品に表せるのかなと思います…。

 

深海という暗い時期のアルバムも一応聴いてます。あまり希望のない曲でも心情を何かに例えたり物語にしていて、負の感情も別の観点から見ているように感じます。

 

歌詞を書く際は無意識に出てくる言葉を大切にされているそうで、それは一つの真理や本質に辿りついたという事ではないでしょうか。だから普遍的なことが歌えるのだと納得しました。 

プロの方は自然に深く考えているのかもしれませんが、考えることと表現は切り離せないんだなと改めて思いました。

 

様々なクリエイターの方のインタビューや講演、ドキュメントなど見たことがありますが、なぜか今回はそれ以上に学ぶことがありました。

 

知っている歌だったのに、今までと歌詞の受け取り方が全く違いました。

歌は人並みに好きでも人生に影響を受けるほどの経験はなかったですが…きっとこんな感じなのですね。

特に終わりなき旅は勝手に自分に重ね合わせて、凄く共感して感情移入したみたいです。

 

なるほどこんな風に作品を作るんだな…と、表面的な形式じゃない中身の考え方や向き合い方を少し知れた気がします。

活かせるかは自信がないですが、深く考える姿勢を学びました。