絵のリハビリ

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近所の風景で、夜空と木々です。

絵を勉強し挫折してから数年経ちます。それでもずっと常に頭の片隅にあり、ときどきリハビリのように描いています。


最近また絵がどうしても描けなくなりました。

漫画的なイラストでも、人が出てこないイラストでも、風景でもです。

画面構成を考えていくのが苦痛でしかありません。それなら全て諦めて捨てれば良いのに出来ません。私は絵において縛られた状態から、もっと自由になりたいんです。

 

この画像と全く同じ絵を決して大きくないA4サイズに描こうとしたとき駄目でした。

空の色もなかなか決まらず、木々も描く気力が起きない。

ハガキサイズに変更したら気分が違いました。使った絵の具や紙質が違うのと二度目なのがありますが色も早く決まり、木も早めに頑張って形を決めました。やっとある程度見れそうな形にできたのが冒頭の画像です。


白い平面の画面が苦手になっているかもしれません。

ハガキは小さく手に取れるのでどこか工作のようで、キャンバスに向かうのとは違う気持ちになれます。元々立体への関心があるので、そういう自分の中での引っ掛かりがあると出来ます。

例えば小さい手作りメッセージカードに絵を描くのも似たイメージです。

 

ある程度の大きさがある白い画面に描くことは、完全に平面の中に世界を作ることです。

私にはそういう絵を描くのが難しいです。

多分もう小さい絵しか描けないと感じています。二次創作のような強い動機がない限りは、どうしても心が拒否してるからです。

あとはやはり工作に寄りたい気持ちがあります。

 

それほど絵が好きじゃないのに、こんな風に絵に苦しむ方はいるのでしょうか。ある時から美術を勉強するほどに視野が狭くなり苦痛になっていきました。好きだと思って始めたはずが、このような悲劇に陥る人は他にもいるのではないかと少し思ってます。

 

それでも捨てられないのはただの過去への執着でもあります。

美術の嫌な記憶から解放され自由になるために、規模は小さくても考え続けます。

趣味として楽しく心が自然に出来る表現方法を見つけたいです。